SGH事業の一環として、7月30日(火)から8月3日(土)まで3泊5日の日程で、生徒6名(男子6名)、引率教員2名で、マレーシアのボルネオ島クチン市へ渡航しました。クチン市は石油や天然ガス等のエネルギー資源が豊富で、マレーシア国内においても主要な産業都市の一つに挙げられます。日本と異なり自国でエネルギー資源をまかなうことができるため、我々日本人とは、エネルギーや環境問題に関する考え方のペースも異なるかもしれません。そのような中で、マレーシアの人々に自分のアイデアを発表し、意見交換を積極的に行うことは将来グローバルテクニカルリーダーを目指す本校の生徒にとって必要な資質であるといえます。
生徒は渡航前の事前研修において、国連の提唱するSDGs (Sustainable Development Goals) の取組みなどを参考に、エネルギーや環境問題について調べ、自分の提案をまとめたプレゼンテーションを作成しました。本研修では3回の研究発表が予定されており、生徒はマレーシアの人々が自分達の提案に対してどのような考えを持っているのか、楽しみ半分・緊張半分のなか出発しました。
本研修の主な行程を以下に示します。
7月30日(火)成田空港よりクチン市へ移動
7月31日(水)AM:St. Thomas' Secondary School訪問
・現地生徒によるウェルカムセレモニー・キャンパスツアー
・授業に参加し,現地生徒への研究発表・意見交換
・ティータイムでの交流会
PM:市内研修(サラワク博物館,モスク)
8月1日(木) AM:Kuching Science Secondary School訪問
・現地生徒によるウェルカムセレモニー
・本校生徒および現地生徒の研究発表・意見交換
・化学の授業(PHの測定に関する実験)に参加
・ランチタイムでの交流会
PM:太陽誘電SARAWAK訪問
8月2日(金)University Malaysia Sarawak (UNIMAS:マレーシア大学)訪問
・大学スタッフによるキャンパスツアー
・太陽光発電に関するレクチャー
・工学部教授への研究発表
クチン市内より成田空港へ移動
8月3日(土)成田空港到着、解散
生徒達は、最初は楽しみよりも緊張の方が勝っているような雰囲気でしたが,訪問先での交流や研究発表を経験していくにつれ,少しずつ自分の考え方や発言に自信を持ち始めてきました。また訪問先において,現地高校生達の積極的に交流しようとする姿勢にも大いに感化されたようでした。
派遣生徒の皆が現地で得た多くの経験や積極性が、今後学校全体に伝播することを願ってやみません。

|