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SGH

【平成29年度国際交流】

海外の高校との国際交流を行っています。 

平成29年度
【マレーシア海外調査研修】
 私たちは,SGH(スーパーグローバルハイスクール研究開発)事業の一環として, 7月30日(日)から8月4日(金)まで5泊6日の日程で,生徒6名(男子4名・女子2名),引率教員3名(稲用教諭,増田教諭,近藤)で, マレーシアへ渡航しました。昨年に引き続き,エネルギー資源開発の最前線であるボルネオ島クチン市,クアラルンプール市などで調査研修および学校訪問を行いました。
 生徒は事前研修で,学校や日本紹介,エネルギーや環境問題について自分たちの意見をまとめたプレゼンテーションを作成し,マレーシアの人々とどんな意見交換が できるのか楽しみ半分緊張半分の中,出発しました。
 まず,University Malaysia Sarawak (UNIMAS:マレーシア大学)では,まさにエネルギー資源開発の最前線にいる教授の講義を受け,教授陣から自分たちの発表に助言をいただきました。 次の日からはいよいよ同年代の生徒との交流です。St. Thomas' Secondary Schoolはじめどの高校でも,学校に着くと生徒の皆さんが大歓迎で出迎えてくださいました。 高校生同士でプレゼンテーションをし,意見交換しました。さらに授業へ参加し化学反応を一緒に考えたり,マレーシア料理の昼食を食べたり,交流を深めました。 さらにKuching Science Secondary Schoolでは,生徒の皆さんが課題研究発表ブースを設営し,本校生徒と活発な意見交換をしました。
 また,生産拠点である太陽誘電SARAWAKを訪問した際には,現地社長が自らプレゼンをし,案内してくださいました。生徒にとっては, 異なる文化を持つ人々を統括する,まさにグローバルテクニカルリーダーと接する貴重な機会となりました。
 研修中,生徒はプレゼンテーションスキルが日々上達していきます。経験値は確実に上昇しました。 質疑等では,戸惑うことも多々ありましたが,その歯がゆい経験は,彼らのさらなる努力への原動力となることでしょう。 派遣生徒の皆さんの前向きな言動,活力が,今後学校全体に伝播することを願ってやみません。


 
 
 
 
【フィリピン海外調査研修】
 7/30〜8/4,SGH海外調査研修の一環として,フィリピン共和国を訪問,De La Salle University Integrated School(DLSU-IS)での国際交流事業に臨みました。本校とDLSU-ISは,国際交流協定を結んでおり,SGHへの取組も理解して頂いています。なお,生徒は,行程中はバディ宅にホームステイしました。
 初日は日曜日であるにもかかわらず,バディとその家族が出迎えてくれました。  2日目,終日高校で過ごしました。7時過ぎからMorning Assemblyがあり,ダンスで歓迎してくれました。その後,私たちは自己紹介に続いて,剣道の型の披露および,私たち全員によるタガログ語の歌「プソンバトゥ」を熱唱しました。さびにさしかかると,全校生徒が一緒に歌ってくれ,大変な盛り上がりとなりました。
  この日は,今回の派遣の主な目的であるエネルギー・環境問題に対するプレゼンテーション(10Dクラス)を通じて調査研修を行い,フィリピン生徒と議論しました。エネルギー問題では,日本人が信じる太陽光発電優位のイメージが,この国では通用せず,コストの問題を指摘されました。また,環境問題では,パパイヤ石けんを作ることで,環境に優しい取組をするというパパイヤソーププロジェクトを発表し,おおむね賛同が得られました。
 3日目,マニラに行き,デ・ラ・サール大学と研究室,東工大マニラオフィス,Center for Engineering and Sustainable Devt Research,DOST-PCEIETRDなどを訪問しました。エネルギー問題に関する調査をすることができました。4日目,ラグーナ州内にある地熱発電所を見学しました。大がかりな施設で,見学者用のみに資料館が用意されています。ラグーナ州観光省が同行したため,宗教施設などに立ち寄りながら,フィリピン大学を訪問しました。この日の見学は,再生可能エネルギーの最先端にある地熱発電所の現状や最先端技術について知ることができました。5日目はFree dayで,バディの家族とともに過ごしました。6日目,高校でFarewell Partyを行いました。その際,Grace校長よりCertificateを頂き,研修を終了して帰国の途につきました。
 フィリピンは,日本との関係が深く,しかも現在は親日的な方向にあります。今回の研修は,エネルギー・環境問題の討議が主たる目的でしたが,エネルギー問題の提案では,やはり太陽光パネルに対する批判は強く,そうでありながら,代替可能エネルギーへの関心は,積極的とは言いがたいものでした。電力不足という社会課題の解決に対し,私たちの生徒は,発電方法のベストミックスを主張しました。他方,環境保全の問題では,本校生徒が社会課題の解決のために,小さくなった石けんを削り,湯煎で溶かし,パパイヤの皮を混ぜて石けんを作るという提案を行い,多くの賛同が得られました。社会課題の解決は,自然科学だけでもまた社会科学だけでも解決し得ないことを,本研修は証明しています。有意義な研修であり,SGHの目的を達成できました。