私たちは,SGH(スーパーグローバルハイスクール研究開発)
事業の一環として,マレーシアへ渡航しました。本校としては,初めてマレーシア調査研修です。今回,エネルギー資源開発の最前線
であるボルネオ島クチン市,クアラルンプール市などで調査研修および学校訪問を行いました。
2016年7月31日(日)〜8月5日(金) 5泊6日
参加生徒8名 引率教員3名
旅行日程:
7/31(日) 成田からクチンへ(クアラルンプールで乗り換え)クチン泊
8/1(月) Universiti Malaysia Sarawak (UNIMAS:マレーシア大学)での研修
クチン泊
8/2 (火) St. Thomas' Secondary School訪問,調査研修プログラム
クチン泊
8/3 (水) Kuching Science Secondary School訪問,調査研修プログラム
太陽誘電サラワク(日系企業)訪問,社長プレゼン,工場見学
クチン泊
8/4 (木) クアラルンプールへ(空路) Heriot-Watt University Malaysia研修
クアラルンプール泊
8/5 (金) クアラルンプールから成田へ 帰国
・マレーシア領ボルネオ島を研修場所にすることについて
ボルネオ島は,天然ガスを産出し,日本にもLNGとして輸出しています。石油ショック以来,日本の火力発電所では,重油から天然ガスに
移行した場所も多く,日本にとってエネルギー供給場所として重要な地位を占めています。なお,遡れば,戦前のサラワク王国時代には,
日沙商会などによるプランテーション経営が行われ,太平洋戦争中は,日本軍政下と,日本とは特別な関係がありました。それにもかかわらず,
きわめて親日的です。それゆえ,グローバルテクニカルリーダー育成には,ボルネオ島は適切な場所でした。殊に,太陽誘電サラワク社の
訪問では,社長御自らがグローバルリーダーとしてプレゼンをしていただきました。
・SGHの目的と研修結果
調査研修のための交流は,スムーズに行われ,こちらがリクエストした高校生同士のプレゼンテーションが実現しました。
私たちは,現地の声,現場の声を生で聞き,相手もまたそれを望んでいることを感じ取りました。今回の調査研修は,
お金では買えない素晴らしい成果をもたらしたと思っています。

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